加齢黄斑変性症
加齢黄斑変性とは、網膜の中心にある「黄斑」という組織が、加齢とともに変化し、モノが歪んで見えたり、視力が低下したりする病気です。
加齢黄斑変性は、糖尿病網膜症、緑内障とともに、失明を引き起こす病気として注意が必要です。
加齢黄斑変性の検査と治療法
加齢黄斑変性かどうかを調べるには視力、眼底、アムスラー検査、造影検査、光干渉断層計などの検査が必要です。当院で、すべて検査できます。
治療はお薬を硝子体内に注射する方法が一般的です。
その他にも、レーザーを使った治療があります。
当院でも硝子体注射を行っています。
糖尿病網膜症
糖尿病に罹患している患者様によって引き起こされる合併症の一つが糖尿病網膜症です。
糖尿病の発症が確認されたとしても直ちに糖尿病網膜症に罹患することはありません。併発するまでに7〜10年程度かかるとされています。それでもいつ発症するかは分からない為、糖尿病患者様でとりあえず眼症状はないという場合でも定期的に眼検診は受けられるようにしてください。
ある程度まで進行すると、霧がかかったような見え方をする(霧視)、目の前を虫が飛んでいるかのように見える(飛蚊症)、視力低下といった症状が見られるようになります。
ただ自覚症状が起きる頃というのは、大分進んでいますので要注意です。それでも放置を続ければ、失明することもあります。
検査
眼底検査で網膜のむくみの状態や血管(新生血管の有無等)を確認したり、黄斑浮腫の診断をつけるための光干渉断層計(OCT)による検査をすることもあります。
治療
初期には糖尿病患者様が行う血糖コントロールの治療(食事療法.運動療法.経口血糖降下薬)で十分とされていますが,病状が進むとレーザー治療や硝子体注射、硝子体手術も検討されます。
当院では、レーザー治療や硝子体注射を行っております。